貴重
エキス
黄金
[フランスワイン]アレクサンドル テール ドープ ソワサント モア 2018 白 750ml
満を持してのリリース。貴重な1本になりそうな予感?!
テール ドーブというキュヴェ名は、この区画の特別な土壌を表しています。
この畑は近年新しく植樹された区画で、その苗木はこの地方のビオディナミ栽培の指導者的存在であるミシェル オジェの所有していたソーヴィニヨン ブランをセレクション マサル(とある範囲の区画から優良な形質を持っているブドウ樹をいくつか選び、そこから接ぎ木に使う穂木を採取する方法)と呼ばれる手法で選抜されたものを用いています。
樹齢こそ若いものの耕耘には彼の長年の愛馬であるフェノメン (白い馬) と2013年シーズンからあらたに加わった若いヴォードック (黒い馬) の2頭のみで行い、トラクターを用いません。
馬での耕耘は、非常に手間がかかる作業で時間効率もよくありませんが、重いトラクターによる作業が土に与える影響などを考え、アレクサンドル バンは出来る限りの面積を馬で耕耘したいと考えています。
非常に暑い日が続いた2018vt。発酵が終わらず、60カ月と長期間の熟成を行った為、2019vtを先にリリースする事になりました。
今回、満を持してのリリースとなります。
抜栓直後は、弱いペティアンと思うほどのガスを感じます。
クリアな麦わら色の外観。
黄色系の花のフローラルな香りに、黒糖、はちみつ、マヌカハニーなどの濃密で凝縮した香りが溢れます。
味わいは飲んだ瞬間シュワシュワとクリスプ感を感じますが、スワリングするとすぐに落ち着く程度。
むしろ泡があってもネガティヴな感じは全くなく、爽快感が増した感覚が心地良い。
味わいは、せとか(みかんの品種)を食べた時の様なじゅわっとした圧倒的果実感が口に拡がります。
エキス感が強く、凝縮していながらも重たすぎる事は無く、ドライで全体をエレガントな仕上がりにまとめています。余韻も非常に長く、満足感をより高いものにしています。
長い熟成期間を経て、やっとリリースとなった今回のテール ドープ。貴重な1本になりそうです。
【アレクサンドル バン -Alexandre Bain】
サンセールからロワール川を渡り、プイィ フュメの丘に向かう途中に「ドメーヌ アレクサンドル バン」があります。
彼は1977年生まれ。子供の頃、農業をしていた祖父を見て興味を持ち、農業学校に進みました。農業とは関係のない仕事をしていた父がナチュラル ワインのファンであった事から、ワイン造りに興味を持ち、卒業後にブルゴーニュや南仏を始め、カリフォルニアのワイナリーでも研修を積み、メヌトゥー サロンの「ドメーヌ アンリ プレ」で醸造長を務めた後、2007年に畑を購入して独立しました。
5haほどの広さから始めたワイン造りも現在は11haほどの広さになり、中生代ジュラ紀後期の地層であるキンメリジャンやポルトランディアン土壌を備えた畑から印象的な味わいのワインを生み出しています。
「本物のプイィ フュメ、サンセールは、よりピュアなワイン造りから生まれる。」
そう信じた彼は、周囲の保守的な人々の懸念をよそに自分たちのワイン造りを突き進みます。
畑で除草剤や殺虫剤、化学肥料などの化学物質を用いずにビオロジックやビオディナミによる手法でブドウを栽培、粒が小さくエキス分の凝縮したブドウを得るために収量を制限し、完熟しつつもバランスの良い酸を備えたブドウを得るために収穫時期を遅らせます。
そのため、一部のブドウにボトリティス菌 (貴腐菌) が付くこともありますが、その貴腐菌がついたブドウも含めて収穫し、濃密な果実味と品の良い酸、繊細なミネラル感を備えた従来のソーヴィニヨン ブランやプイィ フュメの概念を超えたワインを生み出しています。
■タイプ:白
■生産地:フランス/ロワール
■生産者:アレクサンドル バン
■品種:ソーヴィニヨン・ブラン
■容量:750ml
■アルコール度数:
■キャップ:コルク
■おすすめ料理:
■保存方法:冷暗所に保管
[インポーターさん資料より]