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日本ワイン
[日本ワイン]ドゥモンターニュタテシナ アビーズ バインズ ピノ・グリ 2023 白 750ml
初仕込みのピノグリですが、こちらは品種特性を考慮して、最初の段階では敢えて酸化的な仕込を行うために、プレス時には亜硫酸を添加しませんでした。
プレスの方法は、ブランやソーヴィニヨンブランと同様に、ブドウの実と梗(枝のこと)を一緒に投入してプレスするホールバンチプレスという方法です。
また、発酵に関しては単一の乾燥酵母を使用し、発酵完了から瓶詰めまでの工程におきましては、酸化防止と品質管理の為の必要最低限の量の亜硫酸添加に努めています。
こちらは、新樽(ソーヴィニヨンブランで使用した樽とは異なる樽メーカーのフレンチオーク/焼き具合はミディアム+)にて発酵を行い、その後も樽にて熟成しました。
ピノグリの品種特性と若干リッチなボディスタイルを目指して随時熟成中のワインをチェック、結果5ヶ月弱の樽熟成となりました。いわゆる、「樽発酵樽熟成」というやり方で、ボディのあるワインに仕上がっています。樽の香りや樽からくる色合いも感じられると思います。
こちらのワインも2023年の天候を反映し酸を維持するためにマロラクティック発酵(リンゴ酸を乳酸にかえて尖った酸をまろやかな酸に変える発酵手法)は行いませんでした。結果として、表示アルコール度数以上に高い糖を感じますが、その後にしっかりした酸が現れるスタイルになっています。
合わせる料理ですが、鳥系であれば塩で焼いてレモンをかけた照り焼き系でしょうか?
それ以外では、生ハムやチーズ系ということでズッキーニのチーズ焼きなど、ピノグリの苦みと野菜の苦みがマッチングするのではと思いますし、春キャベツと豚肉のマスタード風味煮とか如何でしょうか?こちらも色々お試しください。
シールキャップは、ソーヴィニヨンブランと同様にゴールドキャップとなっております。
【アビーズ バインズ】
立科町は、長野県内でも有数の高日照量と低降雨量の地であり、昼夜の寒暖差も大きく、果樹にとっては素晴らしい環境に恵まれています。
また、千曲川左岸の強粘土というユニークな土壌も、個性豊かなブドウを育むバックグラウンドとなっています。
「美味しいワインは良いブドウから」をモットーに、そんな素晴らしい環境で育ったブドウ達の個性をシンプルに前面に押し出したワイン、それがアビーズバインズのワインです。
成木を中心に一部若木も含まれていますが、出来上がったワインは各々のブドウの個性をしっかりと表現していると思いますので、お楽しみください。
[ドゥモンターニュタテシナ]
2017年から立科町でワイン用ぶどうを栽培している「Abbey’s Vines(アビーズバインズ)」の安孫子尚(あびこたかし)さんと、2023年から小諸市でワイン用ぶどう栽培をしている「MC’s Vines」の山岡剛(やまおかたけし)さんが、2023年9月に立科町にて「ドゥ モンターニュ タテシナ醸造所(DEUX MONTAGNES Tateshina)」を開設。
「ドゥ モンターニュ」とは、フランス語で「二つの山」。二人の共同醸造所であることを意味しています。蓼科山の麓、立科町にある安孫子さんの畑と、浅間山の麓、小諸市にある山岡さんの畑、それぞれ自分のぶどう畑は自分が中心になって管理、収穫したぶどうを別々に醸造します。二人のヴィニュロン(栽培醸造家)が、それぞれのワインを造り、シリーズを分けてリリースすることで、ひとつの醸造所から二つのテロワールを表現するワイナリーです。
■タイプ:白ワイン
■生産地:日本/長野
■生産者:アビーズ バインズ
■品種:ピノ・グリ
■栽培方法:-
■容量:750ml
■アルコール度数:120%
■キャップ:コルク
■おすすめ料理:
■保存方法:冷暗所に保管
(造り手さんのコメントより)