[オーストラリアワイン]リッカ テッラ デイジーチェーン モスカート 白 750ml
見た目も味もポップでキュートなワインが日本に新入荷!スパイシーなお料理との相性も抜群。
ライチや洋梨、レモングラスや紅茶といった華やかかつエキゾチックなアロマが魅惑的で、しかし口に含むと洗練された中辛口のスタイルというギャップがいい。
残糖は約4.6g /Lと、辛口ではあるが僅かに甘みを感じるため、スパイスや辛みを用いたエスニックな料理との相性も期待できます。
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インポータさんが、2019年頃からオーストラリア国内で急速にその名前を聞くようになったことで興味を持ったのがきっかけでした。
調べてみると取り扱いのあるあの変顔ワインで有名なDelinquente / デリンクエンテと同じ産地である南オーストラリア州リヴァーランドで逸早くオルタナティヴ品種の栽培に取り組んでいるとのこと。
しかも!2015年にはその功績が認められGourmet Traveller Wine誌によって「Perpetual Viticulturist of the Year / 歴史に名を遺す栽培家」に選出されているという凄い人が始めたワイナリーだったのです。
そのオーナーの名はAshley Ratcliff / アシュリー・ラトクリフ。
アデレード市内のホテルロビーで待ち合わせていると、ガチャガチャとワインボトルを大量に持って登場した彼はいかにも「現場=畑の男」といった出で立ちで、早口で喋りながら「Chaos Creator / カオス・クリエイター」と肩書きがついた名刺を渡されたときは「強烈個性の人きたー」と新しい出会いにワクワクしたのをよく覚えています。
リッカ・テッラをアシュリーが設立したのは2003年、イギリスに生まれすぐにオーストラリアへ移住した彼が長年ワイン業界で栽培に従事した後、リヴァーランドに土地を購入し独立を決めた時でした。
最初はメジャーな国際品種を植えていましたが、翌2004年に南イタリアを旅行して周った際に出会った数々の地ブドウが彼の運命を変えたと言います。
「温暖かつ乾燥したリヴァーランドでこそ、こういったブドウ品種が輝くのではないか」と閃きを得た彼はすぐに国際品種を引っこ抜き、ヴェルメンティーノやフィアーノといったオルタナティヴ品種の栽培に着手。
結果としてそれらの品種がリヴァーランドの気候に見事に適応したことで確信を得た彼は持ち前の開拓精神でどんどん新たな品種に挑戦を続け、現在では70haの自社畑に45種類ものブドウ品種を栽培していると言います。
そう、まさにカオス・クリエイター(笑)なのです。
そんな自社畑に栽培されている多種多様なブドウから産まれるリッカ・テッラのワインは、太陽の恵みをたっぷり受けた瑞々しい果実味が魅力。
冷涼な気候から生み出される高級ワインとは異なり、日常に溶け込み気軽に開けたくなるような、親しみやすくフルーティな味わいが身上です。
また、リッカ・テッラの名前で出されるワインは全て手摘みによって収穫、野生酵母によって自然醗酵され添加物の使用も最小限に抑えられたもの。
あくまでクリーンな酒質であることが大前提のため一部ワインでは軽いフィルタリングや清澄もされていますが、なるべく人の手による介入を無くすことで高品質なブドウが持っている魅力を損なうことなくワインへと反映させることができると言います。
また、「栽培家としてスペシャルでありたい」と語るようにアシュリーにとって醸造は専門外のため、ワインはバロッサ内で長年親交のある3ワイナリーで委託醸造してもらっていますが、詳細な工程に至るまでアシュリーと相談の上に決められています。
その委託醸造について聞いてみても、「俺は100%のエネルギーで栽培に向き合っていると自負している。委託している醸造家たちのことは皆よく知っているし、彼らは実は普段我々からブドウを買ってワインを造ってもいる。信頼できる腕を持っているから我々にとってはこれが最適解なんだ」とある意味納得の答えが返ってくるのでした。
■タイプ:白
■生産地:オーストラリア /南オーストラリア州
■生産者:リッカ・テッラ
■品種:モスカートジャッロ、ミュスカプティグラン
■容量:750ml
(インポーターさん資料より)