• 毎年たくさんのチョコが並ぶ中で、

    「これに合うお酒って何だろう?」 と聞かれることも増えてきました。

    甘いもの同士を合わせるだけが正解ではなく、
    チョコの香り・苦み・余韻をどう引き立てるか。

    今回は、冊子『HOW TO PAIR Chocolate×Wine』の内容をもとに、
    私たちが実際にイメージした
    チョコを主役にするペアリングをできるだけわかりやすくご紹介します。

    「なるほど、これなら選べそう」

    そんなヒントになれば嬉しいです。

  • オランジェット

    チョコレート催事でも 根強い人気のあるオランジェット。

    オレンジピールのほろ苦さと、 チョコのビターな質感。
    意外と情報量の多いチョコレートです。

    この複雑さには、 香りや奥行きのあるお酒がよく合います。

    柑橘ピールやアプリコット、
    ドライフルーツのニュアンスを持つオレンジワインは、
    オランジェットの香りと自然に重なり合う印象。

    また、ピノ・ノワールやシャルドネ主体の
    複雑性のあるスパークリングワインもおすすめです。

    キレのある辛口より、
    ほんのり残糖感や甘い香りを感じるタイプの方が合わせやすいと思います。

     

    POINT

    甘さを合わせるというより、香りをつなぐイメージで。

    オランジェットの”ほろ苦さ”をワインが自然に受け止めます。

  • [オーストラリアワイン]スモールフライ タンジェリン ドリーム 2023 オレンジ 750ml

  • [フランスワイン]マルク・テンペ クレマン ダルザス ブリュット ナチュール NV 白泡 750ml

  • ここで主役になるのは、高カカオのビターチョコレート。

    このタイプのチョコは、甘さよりも苦みやコクが前に出る分、
    合わせるお酒次第で印象が大きく変わります。


    ポイントは、「甘いチョコに甘いお酒」ではなく、
    ビターなチョコを引き上げてくれる存在を選ぶことです。

    甘口ワインの場合

    ソーテルヌに代表される 貴腐ワインは、カカオの苦みをやさしく包み込み、
    余韻を長く、 とてもエレガントに仕上げてくれます。

    高カカオのチョコを少しだけ、ゆっくり味わう。

    この組み合わせは、 個人的にも 「いちばん大人だな」と感じるペアリングです。

    黒糖焼酎という選択

    実は、ビターチョコに とても相性がいいのが 黒糖焼酎。

    中でも「壱乃醸 朝日」は、黒糖の使用量が多く、
    黒糖由来のコクのある甘みと香ばしさがしっかり感じられます。

    チョコのビター感に寄り添いながら
    後半にかけて 甘さがじんわり広がる印象。

    ロックや水割りで、
    黒糖の甘みをきれいに感じられる飲み方がおすすめです。

     

    POINT

    ビターなチョコを "甘さで包む"のではなく、
    コクと香ばしさで 底上げするイメージ。

  • ベリー系のガナッシュが入ったボンボンショコラ

    フランボワーズやカシス、いちごなど、
    ベリー系のガナッシュが入ったボンボンショコラ。

    このタイプのチョコには、ロゼの発泡ワインがとてもきれいにハマります。

    赤い果実の甘酸っぱさと、やさしい泡が、
    チョコの甘さを整えながら、後味をすっと軽くしてくれます。

    渋みは控えめで、果実味がしっかり感じられるタイプ。

    ラベルの華やかさもあり、
    バレンタインギフトとしても選びやすい組み合わせです。

     

    POINT

    フルーツ同士を重ねる感覚で。

    泡の酸が、 チョコの甘さを きれいに整えてくれます。

  • [フランスワイン]バルトゥッチ ビュジェ セルドン メトード アンセストラル 2024 ロゼ泡 750ml

  • [スペインワイン]ボデガス・ビデオナ ラス パルセラス ティント 2020 赤 750ml

  • いかがだったでしょうか。

    今回ご紹介したペアリングは、
    どれもチョコレートを主役に考えたものです。

    お酒は主張しすぎず、でも確実に印象を引き上げてくれる存在。

    「これが正解」というより、

    こんな考え方もあるんだ

    そんなふうに楽しんでもらえたら嬉しいです。

    今年のバレンタインが、少しだけ特別な時間になりますように。