[日本ワイン]グレープ シップ こもれび 2022 白 750ml

芳醇でエレガント。秋の料理を引き立てる一杯。

マスカット香に熟した果実と
蜜のような甘やかな香りが広が
り、琥珀色の液体に魅惑を感じ
ます。様々な味わいと酸を持ち、
オリエンタルな要素とほのかな
苦みが余韻を引き立てます。

秋の旬の食材との相性が良く、
ぜひ合わせてお楽しみください。

－醸造法
倉敷市船穂町で有機農法により育てた
マスカット・オブ・アレキサンドリアのみを
使用しています。
果実を丸ごとバスケットプレスで丁寧に搾汁し、
小樽で発酵後、2年間樽熟成させ、
2024年に瓶詰めしました。
清澄剤不使用、亜硫酸無添加です。

※バスケットプレス＝種をつぶさない繊細な抽出方法

－ぶどうのこと
マスカット・オブ・アレキサンドリアを
100％使用しています。
2022年は天候に恵まれ、
ぶどうの状態が非常に良好で、
12月26日に収穫しました。
旨味がぎゅっと詰まった、
とても美味しいワインに仕上がりました。

－名前のこと
新緑の季節、ぶどう畑にいると心地よく、
つい寝転びたくなります。
木々の下に身を委ねると温かな光が降り注ぎ、
その瞬間、畑仕事を忘れて
ワインが恋しくなるほどです。
こもれびの中でワインを楽しめたら
どんなに幸せだろう。
そんな想いから、このワインを
「こもれび」と名付けました。
季節は秋へと移り、外で過ごしやすい頃。
この「こもれび」を、太陽のぬくもりの中で
味わっていただければ嬉しいです。

－ラベルのこと
ぶどう畑で寝転んだときに見える
ぶどうの葉をモチーフに、
アートスペース油亀さんに
デザインを依頼しました。
太陽の恵みを受けて育つぶどう。
その葉の形を知る人は少ないかもしれません。
自然の光を浴びた葉はきらめき、
とても美しいものです。
「こもれび」のラベルには、
ぶどうという植物の魅力に触れていただきたい
という想いを込めました。

-船穂の大地、太陽の恵み
私たちは岡山県倉敷市船穂町鶏尾地区で
マスカット・オブ・アレキサンドリアを
栽培しています。
土はさらさらでも粘土質でもない、
中間のほろほろとした砂じょう土で、
水はけの良さが特徴です。
収穫量は多くありませんが、
甘みと香りが凝縮された
良質なぶどうが育ちます。
「晴れの国」岡山は雨が少なく、
日照時間と光量も日本随一。
食用ぶどうの産地として申し分のない土地です。
しかし近年は栽培離れが進み、
放棄された温室が増加しています。
そこで未使用の温室を借り受け、
ワイン用ぶどうの有機栽培を開始しました。
2021年には醸造所も完成し、
瀬戸内の風と太陽に育まれた
唯一無二のぶどうが実っています。

-GRAPE SHIPワインを美味しく味わうために

ワイン本来の味わいを引き出すため、
無濾過で瓶詰めしています。
そのため大小の澱や濁りが生じますが、
これは旨味が詰まった証であり、
「美味しさが見える」状態です。
澱はぶどう由来の成分や酵母が
固まったもので、飲用には問題ありません。
気になる場合は瓶底に沈め、
澱が入らないよう静かに注いでください。
また、製造から販売まで温度管理しており、
お買い上げ後は14度以下の冷暗所で
立てて保管するのがおすすめです。
ワインセラーがない場合は、
冷蔵庫の野菜室が適しています。

【グレープ シップ-GRAPE SHIP】

松井一智／kazunori matsui

GRAPE SHIP 株式会社代表
ヴィニュロン（ブドウ栽培兼ワイン醸造農家）

関西でフレンチレストランのシェフ時代に、ワインと料理の研究のためフランスに留学。
現地でナチュラルワインの世界を探求、感銘を受ける。
帰国後、醸造家になることを目指し、地元岡山県倉敷市船穂町で 130 年の歴史を誇るマスカット・オブ・アレキサンドリアの生産を学ぶ。
2012 年 新規就農。
2017 年 ワイン用のマスカット・オブ・アレキサンドリアの収穫に成功。
2019 年 初めてのナチュラルワイン「M」が完成する。
2021 年 GRAPE SHIP 株式会社を設立し、醸造所が完成。